学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §3 脈管系(循環器系) / QJ30A060
理由で解く 柔道整復師
胸管は左半身全体と右下半身のリンパを集める。右上肢のリンパを受ける右腋窩リンパ節だけは右リンパ本幹に注ぐため、胸管とは連絡しない。
全身のリンパの本流は二系統に分かれる。ひとつは右リンパ本幹で、右頸リンパ本幹・右鎖骨下リンパ本幹・右気管支縦隔リンパ本幹が合流し、右静脈角(右内頸静脈と右鎖骨下静脈の合流部)へ注ぐ。集めるのは右の頭頸部・右上肢・右胸壁上部という「右上四半身」だけである。もうひとつが胸管で、第12胸椎〜第2腰椎前面あたりの乳ビ槽に始まり、大動脈裂孔を通って胸腔を上行し、左静脈角へ注ぐ。こちらは下半身の左右両方と左上半身、すなわち体の約4分の3のリンパを担当する。したがって仕分けの境界は「正中線」でも「横隔膜」でもなく、右上四分の一だけが別系統という一点に集約される。
| 領域 | おもな経路 | 注ぐ場所 |
|---|---|---|
| 右の頭頸部・右上肢・右胸壁上部 | 右頸/右鎖骨下/右気管支縦隔リンパ本幹→右リンパ本幹 | 右静脈角 |
| 左の頭頸部・左上肢・左胸部 | 左頸/左鎖骨下/左気管支縦隔リンパ本幹→胸管 | 左静脈角 |
| 下半身(左右とも) | 鼡径→腸骨→腰リンパ本幹→乳ビ槽→胸管 | 左静脈角 |
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