学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §33 足関節外側靱帯損傷の固定 / QJ30A035

理由で解く 柔道整復師

QJ30A035 必修問題

出典:第30回柔道整復師国家試験(2022)午前 問35
問題
足関節外側靱帯損傷のテーピングで内反を制御するのはどれか。
選択肢
1 アンカー
2 ホースシュー
3 サーキュラー
4 スターアップ
解答
正解4(スターアップ)
解説

内反を制動するのはスターアップです。内果側から足底を通して外果側へ縦に渡し、足部が内側へ返るのを止めます。

足関節外側靱帯損傷のテーピングは役割の異なるテープを組み合わせて作ります。まず下腿遠位と足部にアンカーを巻いて土台をつくり、そこにスターアップを渡して内反を制動し、ホースシュー(馬蹄形)を横方向から重ねてスターアップを押さえつつ前後を補強し、最後にサーキュラーで全体をまとめます。必要に応じてフィギュアエイトやヒールロックを加えると制動力が高まります。スターアップは外側で上方へ引き上げる方向に張力をかけると内反制動の効果が出ます。貼り終えたら足趾の色調・しびれ・疼痛と、しゃがみ・歩行での違和感を確認し、締めすぎがあれば貼り直します。

✓ 4. 正しい
スターアップ
内果側から足底を通り外果側へ縦(あぶみ状)に貼るテープで、外側で上方へ引き上げる張力が足部の内反を直接止めます。外側靱帯損傷のテーピングの主役になります。
✗ 1. 誤り
アンカー
アンカーは下腿遠位や足部に巻いて他のテープを固定する土台です。それ自体に内反を制動する働きはありません。
✗ 2. 誤り
ホースシュー
ホースシューは馬蹄形に後方から前方へ横向きに貼り、スターアップを押さえて前後方向を補強します。内反そのものを止める役割ではありません。
✗ 3. 誤り
サーキュラー
サーキュラーは全体を円周状に巻いて他のテープの端を押さえ、剥がれを防ぐ仕上げのテープです。制動の主体ではありません。
ポイント
  • スターアップ=内果側→足底→外果側へ縦に渡すテープ。内反(内返し)を制動する。
  • アンカーは土台、ホースシューは横方向の補強、サーキュラーは仕上げと役割が分かれる。
  • 貼る順序は、アンカー→スターアップ→ホースシュー→サーキュラー(+ヒールロック等)。
  • スターアップは外側で上方へ引き上げる方向に張力をかけると効果的。
  • 貼付後は足趾の色調・しびれ・疼痛と動作時の違和感を確認し、締めすぎなら貼り直す。
比較表
テープ貼る方向役割
アンカー下腿遠位・足部を円周状に他のテープを固定する土台
スターアップ内果→足底→外果へ縦(あぶみ状)内反(内返し)の制動
ホースシュー後方から前方へ馬蹄形に横向きスターアップの押さえ・前後方向の補強
サーキュラー全体を円周状に端の押さえ・剥がれ防止の仕上げ
ヒールロック(参考)踵を斜めに巻き込む踵骨の内外反をさらに制動
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