学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §22 各論(軟部組織損傷) 上肢 / QJ29P068
理由で解く 柔道整復師
腱板損傷では時間の経過とともに、断裂した棘上筋・棘下筋そのものの萎縮に、痛みで肩を使わない廃用性の萎縮が重なり、棘上窩・棘下窩がへこんで見えるようになる。
腱板は棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の腱が上腕骨頭を包む構造で、外転の初動と骨頭の求心位保持を担う。断裂すると骨頭を引きつけられず上方へずれ、大結節が肩峰下でこすれるため外転60〜120度で痛む(有痛弧)。圧痛は断裂部に一致して大結節部に出る。時間が経つと筋腹が縮み脂肪に置き換わり、萎縮が外見でも分かるようになる。
| 疾患 | 圧痛部位 | 痛む肢位 | 単純X線 |
|---|---|---|---|
| 腱板損傷 | 大結節部 | 外転60〜120度 | 間接所見のみ |
| 石灰沈着性腱板炎 | 大結節部(激痛) | 安静時痛も強い | 石灰陰影 |
| 肩鎖関節障害 | 肩鎖関節上 | 外転150度以上・水平内転 | 関節裂隙の変化 |
| 上腕二頭筋長頭腱炎 | 結節間溝(烏口突起の約1横指外側) | 抵抗下の肘屈曲・回外 | 特徴に乏しい |
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