学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §9 診察各論 反射検査 / QJ29P033
理由で解く 柔道整復師
T1レベルの脊髄を反射弓に含むのは回内筋反射(C6〜T1)。上肢の腱反射のなかで最も尾側の髄節まで及ぶ反射である。
腱反射は、腱を叩打された筋の筋紡錘が急に伸ばされ、その情報がIa線維で脊髄後根から入り、同じ髄節のα運動ニューロンに直接つながって同じ筋を収縮させる単シナプス反射である。経路が単純なので、反射が出るかどうかで反射弓の通る髄節・末梢神経の状態を推し量ることができる。上肢の腱反射は上腕二頭筋反射C5〜C6、腕橈骨筋反射C5〜C6、上腕三頭筋反射C7〜C8、回内筋反射C6〜T1と、支配髄節が上から下へ順にずれていく並びになっており、T1まで届くのは回内筋反射だけである。下肢は膝蓋腱反射L2〜L4、アキレス腱反射S1〜S2。数字を丸暗記するより「上肢は二頭筋・腕橈骨筋(C5-C6)→三頭筋(C7-C8)→回内筋(〜T1)と段階的に下がる」という並び順で捉えると再現しやすい。
| 腱反射 | 反射中枢(髄節) | 関与する末梢神経 | みられる反応 |
|---|---|---|---|
| 上腕二頭筋反射 | C5〜C6 | 筋皮神経 | 肘関節屈曲 |
| 腕橈骨筋反射 | C5〜C6 | 橈骨神経 | 肘関節屈曲・前腕回外 |
| 上腕三頭筋反射 | C7〜C8 | 橈骨神経 | 肘関節伸展 |
| 回内筋反射 | C6〜T1 | 正中神経 | 前腕回内 |
| 膝蓋腱反射 | L2〜L4 | 大腿神経 | 膝関節伸展 |
| アキレス腱反射 | S1〜S2 | 脛骨神経 | 足関節底屈 |
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