学習トップ理由で解く 柔道整復師運動学 ▸ §7 運動発達 / QJ29A115

理由で解く 柔道整復師

QJ29A115 運動学

出典:第29回柔道整復師国家試験(2021)午前 問115
問題
正常な運動発達で可能となる時期が最も遅いのはどれか。
選択肢
1 階段を昇ることができる。
2 転倒しないで走ることができる。
3 2秒間の片足立ちができる。
4 スキップができる。
解答
正解4(スキップができる。)
解説

選択肢の中で最も遅く獲得されるのはスキップで、目安は5〜6歳ごろ。ほかの3つはいずれもそれ以前に可能になる。

粗大運動の発達は、「歩く → 走る → 片脚でバランスをとる → 左右で異なる動きを組み合わせる」という順に難度が上がっていく。1歳前後で独歩を始め、2歳ごろには手すりを使ったり両足をそろえたりしながら階段を昇り、転ばずに走れるようになる。3歳ごろには数秒間の片脚立ちや三輪車をこぐことができ、4歳ごろに片脚跳び(ケンケン)、5〜6歳でスキップが可能になる。スキップは片脚でのホップと反対脚へのステップを交互に切り替える運動で、片脚支持のバランス保持に加えて、左右の下肢で異なるリズムを時間的に組み立てる協調性が必要になる。そのため、これらの中で最後に完成する。

✓ 4. 最も遅い(これが答え)
スキップができる。
目安は5〜6歳ごろ。片脚支持のバランスと、左右で異なるリズムを組み合わせる協調性の両方を要するため、選択肢の中で最後に獲得される。
✗ 1. より早く可能になる(答えではない)
階段を昇ることができる。
2歳ごろの目安。はじめは手すりや介助を使い、両足をそろえて一段ずつ昇る形から始まる。
✗ 2. より早く可能になる(答えではない)
転倒しないで走ることができる。
2歳ごろの目安。独歩の獲得後、姿勢制御が安定するにつれて走行が可能になる。
✗ 3. より早く可能になる(答えではない)
2秒間の片足立ちができる。
3歳ごろの目安。片脚支持のバランスを要するが、左右で異なる動きを組み合わせる必要はなく、スキップより早く獲得される。
ポイント
  • 順序で覚える ― 独歩(1歳前後) → 走る・階段昇り(2歳) → 片脚立ち(3歳) → 片脚跳び(4歳) → スキップ(5〜6歳)。
  • 難度は「両脚支持 → 片脚支持 → 左右で異なる動きの協調」の順に上がる。
  • スキップはホップとステップを交互に切り替えるため、バランスと時間的な協調の両方を要する。
  • 年齢の数値は目安であり、個人差がある。順序関係で押さえておくと設問に対応しやすい。
  • 片脚立ちは保持時間で発達段階が分かれる(2〜3秒=3歳ごろ、5秒以上=4歳ごろが目安)。
比較表
時期の目安可能になる粗大運動
1歳〜1歳半独歩
2歳ごろ階段を昇る、転ばずに走る
3歳ごろ数秒間の片脚立ち、三輪車をこぐ
4歳ごろ片脚跳び(ケンケン)
5〜6歳ごろスキップ
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