学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §14 感覚の生理 / QJ29A104
理由で解く 柔道整復師
耳小骨連鎖の最後にあるアブミ骨底が前庭窓(卵円窓)にはまり込み、そこを直接振動させます。正しいのは3。
外耳道を進んだ空気の振動はまず鼓膜を振動させ、鼓膜に付着するツチ骨からキヌタ骨、アブミ骨へと機械的に伝わります。アブミ骨の底板は輪状靱帯で前庭窓に固定されており、その出入り運動が内耳の外リンパを直接押し引きします。空気の振動をそのまま液体に伝えると大部分が反射して失われますが、鼓膜とアブミ骨底の面積比(およそ17〜20倍)と耳小骨のてこ比が加わることで音圧が20倍以上に増幅され、効率よく内耳へ届きます。前庭窓から入った振動は前庭階の外リンパを伝わって基底膜を波打たせ(進行波)、コルチ器の有毛細胞の感覚毛が蓋膜との間でずれることで受容器電位が生じます。押し込まれた分の圧は蝸牛窓(正円窓)の膜が外側へ膨らんで逃がします。
| 部位 | 何によって振動するか | 位置づけ |
|---|---|---|
| 鼓膜 | 空気の振動(音波) | 外耳と中耳の境。耳小骨より上流 |
| 耳小骨(ツチ→キヌタ→アブミ) | 鼓膜の振動 | 中耳 |
| 前庭窓(卵円窓) | アブミ骨底=耳小骨が直接 | 中耳と内耳の境 ← 本問の答え |
| 外リンパ | 前庭窓の出入り運動 | 内耳(前庭階・鼓室階) |
| 基底膜 | 外リンパの振動 | 蝸牛管の底 |
| 蓋膜 | 基底膜の動きに対して相対的にずれる | コルチ器の上 |
| 蝸牛窓(正円窓) | 鼓室階の外リンパの圧 | 圧の逃げ道 |
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