学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §3 脈管系(循環器系) / QJ29A060
理由で解く 柔道整復師
上大静脈に直接注ぐのは奇静脈。正答は2。
上大静脈は左右の腕頭静脈が合流してできる太い静脈で、頭頸部・上肢・胸壁といった上半身の血液を集めて右心房に返す。胸壁と後胸壁からの血液を集める奇静脈は、脊柱の右前方を上行し、右主気管支をまたぐようにアーチを描いて(奇静脈弓)前方へ向かい、右心房に入る直前の上大静脈に注ぐ。奇静脈系は上大静脈系と下大静脈系をつなぐ側副路でもあり、下大静脈が閉塞したときの迂回路として働く点が臨床的に重要である。ほかの選択肢は門脈系と下大静脈系の血管で、「腸や脾臓の血液はいったん肝臓を通ってから下大静脈へ出る」という順路を思い出せば、上大静脈と無関係だと即断できる。
| 静脈 | 属する系統 | 注ぐ先 |
|---|---|---|
| 奇静脈 | 上大静脈系 | 上大静脈 |
| 肝静脈 | 下大静脈系 | 下大静脈 |
| 脾静脈 | 門脈系 | 上腸間膜静脈と合流して門脈へ |
| 門脈 | 門脈系 | 肝門から肝臓へ |
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