学習トップ理由で解く 柔道整復師解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ29A059

理由で解く 柔道整復師

QJ29A059 解剖学

出典:第29回柔道整復師国家試験(2021)午前 問59
問題
リスフラン関節に関係があるのはどれか。
選択肢
1 距骨
2 舟状骨
3 踵骨
4 立方骨
解答
正解4(立方骨)
解説

リスフラン関節(足根中足関節)をつくるのは3つの楔状骨と立方骨、そして第1〜5中足骨。正答は4。

足には切断線に由来する有名な関節線が2本ある。近位がショパール関節(横足根関節)で、距舟関節と踵立方関節を合わせた線であり、距骨・踵骨と舟状骨・立方骨の間を通る。遠位がリスフラン関節(足根中足関節)で、内側・中間・外側楔状骨と立方骨が第1〜5中足骨底と作る線である。ここで立方骨は2本の線の両方に参加する唯一の骨という位置づけが効いてくる。後ろでは踵骨と組んで踵立方関節(ショパール)を、前では第4・第5中足骨と組んでリスフラン関節をつくる。距骨・踵骨・舟状骨はいずれもリスフラン線より近位にあり、中足骨とは直接関節しない。

✓ 4. 正しい
立方骨
足の外側列にあり、後方は踵骨と踵立方関節(ショパール関節の外側半分)を、前方は第4・第5中足骨底と関節してリスフラン関節の外側部をつくる。2本の関節線をまたぐ骨と覚えると、どちらを問われても答えられる。
✗ 1. 誤り
距骨
上は脛骨・腓骨と距腿関節、下は踵骨と距骨下関節、前は舟状骨と距舟関節(ショパール関節の内側半分)をつくる。中足骨とは直接接しておらず、リスフラン線よりはるかに近位にある。
✗ 2. 誤り
舟状骨
後方は距骨と距舟関節(ショパール)、前方は3つの楔状骨と楔舟関節をつくる。リスフラン線のひとつ手前にあり、中足骨とは直接関節しない。ここが引っかかりやすい。
✗ 3. 誤り
踵骨
上で距骨と距骨下関節を、前で立方骨と踵立方関節(ショパール)をつくる。足根骨の中で最大だが、中足骨とは接していない。
ポイント
  • リスフラン関節=足根中足関節。内側・中間・外側楔状骨+立方骨 対 第1〜5中足骨
  • ショパール関節=横足根関節。距舟関節+踵立方関節
  • 立方骨は両方の関節線に参加する唯一の骨
  • 舟状骨はショパールと楔舟関節に関与するが、中足骨とは接しない
  • 距骨・踵骨はリスフラン線より近位にあり中足骨と関節しない
比較表
関節線別名構成する骨
ショパール関節横足根関節距骨・踵骨 - 舟状骨・立方骨
リスフラン関節足根中足関節内側・中間・外側楔状骨・立方骨 - 第1〜5中足骨
立方骨の位置づけ後で踵骨と(ショパール)、前で第4・5中足骨と(リスフラン)
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