学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §26 膝関節側副靱帯損傷の診察 / QJ29A024
理由で解く 柔道整復師
外反ストレステストの陽性所見は関節裂隙の開大である。内側側副靱帯(MCL)が損傷して外反を止められなくなったことを、内側の関節裂隙が開く量として捉える検査である。
MCLは大腿骨内側上顆と脛骨内側をつなぎ、膝の外反と下腿の外旋を制動している。検査は背臥位で膝を約30度屈曲させ、一方の手で足部・下腿を持ち、他方の手を膝の外側に当てて外反力を加える。健側と比較して内側の関節裂隙が開き(動揺性)、同時に靱帯部に疼痛が生じれば陽性である。30度屈曲位で行うのは、この肢位では前・後十字靱帯による制動がゆるみ、MCLの状態だけを取り出して評価できるからである。膝完全伸展位でも開大する場合は、後内側支持機構や十字靱帯の合併損傷が疑われるため、医師への紹介を考える。開大の程度は健側との差でおおむね5mm未満・5〜10mm・10mm以上とⅠ〜Ⅲ度に分けて記録する。
| 所見 | 示すもの | 典型的な場面 |
|---|---|---|
| 関節裂隙の開大 | 側副靱帯損傷 | 外反/内反ストレステスト |
| 握雪音 | 皮下気腫 | 開放骨折・胸部外傷 |
| クリック | 半月板損傷 | マックマレーテスト |
| サグサイン | 後十字靱帯損傷 | 股・膝屈曲位での視診 |
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