学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §17 肩関節烏口下脱臼の診察および整復 / QJ29A015
理由で解く 柔道整復師
肩関節外側の感覚障害は腋窩神経の支配領域。筋皮神経と組み合わせた2が設問の答え。
肩関節前方(烏口下)脱臼では、骨頭が前下方へ移動する過程で腋窩を走る腋窩神経が引き伸ばされやすく、神経合併症としては腋窩神経麻痺が最も多い。腋窩神経は三角筋と小円筋を支配し、皮枝である上外側上腕皮神経が肩関節外側の皮膚知覚を担うため、麻痺すると肩外側の感覚鈍麻と三角筋による外転障害が現れる。一方の筋皮神経は上腕二頭筋・上腕筋・烏口腕筋を支配し、終枝の外側前腕皮神経が前腕橈側の知覚を担当するので、障害されると肘屈曲力の低下と前腕外側(橈側)の感覚障害となる。整復の前後には、肩外側の知覚と橈骨動脈の拍動を必ず確認し、異常があれば医師へつなぐ。
| 神経 | 支配筋 | 知覚領域 | 麻痺時の所見 |
|---|---|---|---|
| 腋窩神経 | 三角筋・小円筋 | 肩関節外側 | 外転障害+肩外側の感覚障害 |
| 筋皮神経 | 上腕二頭筋・上腕筋・烏口腕筋 | 前腕外側(橈側) | 肘屈曲力低下+前腕外側の感覚障害 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。