学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §7 定型的鎖骨骨折の診察および整復 / QJ29A006
理由で解く 柔道整復師
坐位整復では患肢を下垂させたままにせず、肘を屈曲して保持し肩を後上外方へ引き上げる。1が設問の答え(誤っている選択肢)。
鎖骨骨折(好発は中外1/3境界部)では、近位骨片が胸鎖乳突筋に引かれて後上方へ、遠位骨片が上肢の重みと大胸筋・小胸筋の牽引で前下方・内方へ移動し、短縮転位を生じる。整復の本質は「両肩を後方へ引いて胸を張らせ、下がった遠位骨片を持ち上げて短縮を除く」ことにある。そのため坐位整復法では、第1助手が患者の後方から両肩を後外方へ引き(必要に応じて膝を脊柱に当てて支点とし)、第2助手が患側で患肢を保持して外転・後上方へ導き、術者は前方から骨折端に直接触れて整復する。上肢を下垂させたままでは遠位骨片が下がり続け、整復位は得られない。
| 役割 | 位置 | 行うこと |
|---|---|---|
| 第1助手 | 患者の後方 | 両肩を後外方へ引き胸を張らせる |
| 第2助手 | 患側 | 患肢を保持し外転・後上方へ牽引 |
| 術者 | 前方 | 骨折端に直接触れて整復・確認 |
| 患者の患肢 | — | 下垂させず肘屈曲位で保持 |
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