学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 衛生学・公衆衛生学 ▸ §2 公衆衛生 / QJ28P005
理由で解く 柔道整復師
介護予防は、要介護状態になること・悪化することを防いで健康寿命を延ばす取り組みである。スタンダード・プリコーション(標準予防策)は医療・介護現場での感染対策の原則であり、要介護化そのものを減らす対策ではないため、有用性が低いのは2となる。
介護が必要になる主な原因は、認知症、脳血管疾患、高齢による衰弱(フレイル)、骨折・転倒、関節疾患である。そのため介護予防の柱は、生活習慣病を管理して脳血管疾患を防ぐこと、運動器の機能を保って転倒・骨折を防ぐこと(ロコモティブシンドローム対策)、そして栄養・口腔機能・社会参加を維持することになる。一方、標準予防策は「すべての人の血液・体液・分泌物・排泄物・粘膜・損傷皮膚は感染性があるものとして扱う」という感染対策の原則であり、施術所でも手指衛生やリネン・タオルの管理として必ず実践すべき重要な内容である。ただし目的は感染の伝播を断つことであって、介護予防の枠組みとは位置づけが異なる、というのが本問の狙いである。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ロコモティブシンドローム | 運動器の障害により移動機能が低下した状態 |
| サルコペニア | 加齢に伴う骨格筋量と筋力の低下 |
| フレイル | 加齢により心身の予備能力が低下し要介護に傾きやすい状態(可逆性あり) |
| 廃用症候群 | 安静・不活動が続くことで生じる心身機能の低下 |
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