学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 病理学概論 ▸ §4 退行性病変・代謝障害 / QJ28A119
理由で解く 柔道整復師
アルツハイマー病では、大脳皮質にアミロイドβ蛋白が細胞外に沈着して老人斑を形成します。4肢のうちアミロイド沈着を本態とするのはこれだけです。
アミロイドとは、βシート構造をとって線維状に固まった異常蛋白の総称で、コンゴレッド染色で橙赤色に染まり、偏光顕微鏡で緑色の複屈折を示すのが共通の性質です。全身性アミロイドーシスのほか、臓器や部位が限られる限局性アミロイドーシスがあり、アルツハイマー病の老人斑はその代表格です(同じ病気でみられる神経原線維変化のほうは、リン酸化したタウ蛋白が神経細胞内にたまったもので、アミロイドとは別物である点も押さえておきます)。他の3肢はそれぞれ、血管壁のフィブリノイド壊死、血漿蛋白による硝子変性、グリコーゲンの過剰蓄積であり、「細胞や組織に何がたまる/何が起こるか」で区別すると取り違えません。
| 疾患 | 沈着・蓄積するもの | 主な場所 |
|---|---|---|
| アルツハイマー病 | アミロイドβ蛋白(老人斑)/タウ蛋白(神経原線維変化) | 大脳皮質、脳血管壁 |
| 結節性多発動脈炎 | フィブリノイド(類線維素)=壊死性血管炎 | 中型動脈の壁 |
| 細動脈硬化症 | 血漿蛋白による硝子様物質(硝子変性) | 細動脈の壁 |
| von Gierke病(糖原病I型) | グリコーゲン | 肝・腎 |
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