学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §7 生殖器系 / QJ28A070
理由で解く 柔道整復師
精巣導帯に相当するのは子宮円索です(近位側は卵巣固有索として残ります)。男女で同じもとから生じた構造を対応させる問題です。
胎生期、精巣と卵巣はともに後腹壁の高さで発生し、その下端から鼠径部へ向かう索状の導帯(精巣導帯・卵巣導帯)に導かれて下降します。男性では精巣が鼠径管を通って陰嚢まで下り、導帯は精巣下端と陰嚢底を結ぶ痕跡として残ります。女性では下降が骨盤内で止まり、導帯は卵巣と子宮を結ぶ卵巣固有索と、子宮の外側から鼠径管を通って大陰唇に至る子宮円索の2つに分かれて残ります。選択肢のなかで導帯に相当するのは子宮円索です。なお精管は中腎管(ウォルフ管)由来、卵管は中腎傍管(ミュラー管)由来であり、この2つは相同ではありません。男女の相同器官(精巣↔卵巣、精巣導帯↔卵巣固有索+子宮円索、陰嚢↔大陰唇、陰茎亀頭↔陰核亀頭)は、発生の由来をたどって整理すると混乱しません。
| もとになる構造 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 生殖腺 | 精巣 | 卵巣 |
| 導帯 | 精巣導帯(陰嚢底へ) | 卵巣固有索+子宮円索 |
| 中腎管(ウォルフ管) | 精巣上体管・精管・精嚢 | ほぼ退化 |
| 中腎傍管(ミュラー管) | ほぼ退化 | 卵管・子宮・腟上部 |
| 陰唇陰嚢隆起 | 陰嚢 | 大陰唇 |
| 生殖結節 | 陰茎亀頭 | 陰核亀頭 |
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