学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §6 泌尿器系 / QJ28A068
理由で解く 柔道整復師
髄質へ入り込むのはヘンレのワナ(と集合管)です。糸球体・近位曲尿細管・遠位曲尿細管は皮質にとどまります。
腎臓は外側の皮質と内側の髄質(腎錐体)に分かれます。ネフロンは腎小体(糸球体+ボーマン嚢)と尿細管からなり、腎小体・近位曲尿細管・遠位曲尿細管は皮質に、ヘンレのワナは髄質へ下りてUターンして皮質へ戻ります。このワナの下行脚は水をよく通し、上行脚は水を通さずNaClを汲み出すため、髄質に深いほど濃い浸透圧の勾配ができます(対向流増幅系)。その結果、髄質を貫いて走る集合管を通る尿から水が引き抜かれ、濃縮尿ができます。髄質に長く伸びる傍髄質ネフロンほど尿の濃縮に大きく寄与します。「なぜ髄質まで下りる必要があるのか」を尿の濃縮と結びつけると、位置が記憶に残ります。
| 部位 | 存在する場所 | 主な働き |
|---|---|---|
| 腎小体(糸球体) | 皮質 | 血漿のろ過 |
| 近位曲尿細管 | 皮質 | ブドウ糖・アミノ酸・Na⁺・水の大部分を再吸収 |
| ヘンレのワナ | 髄質 | 髄質の浸透圧勾配をつくる(尿の濃縮) |
| 遠位曲尿細管 | 皮質 | Na⁺・Ca²⁺再吸収の調節、緻密斑 |
| 集合管 | 皮質から髄質を貫く | バソプレシンによる水の再吸収 |
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