学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §26 膝関節側副靱帯損傷の診察 / QJ28A024
理由で解く 柔道整復師
側副靱帯の損傷をみるのは、腹臥位・膝90度屈曲で下腿を牽引しながら回旋を加えるアプライ(Apley)テストの牽引法である。
アプライテストは同じ肢位のまま、圧迫(コンプレッション)と牽引(ディストラクション)を使い分けるのが特徴である。検者が踵を上から押し下げて下腿を圧迫しながら回旋すると、大腿骨と脛骨の関節面のあいだで半月板が挟み込まれ、半月板損傷があれば疼痛が誘発される。反対に下腿を引き上げながら回旋すると関節面は離開するため半月板への圧は減り、代わりに側副靱帯や関節包が緊張して、側副靱帯損傷で疼痛が誘発される。「押せば半月板、引けば側副靱帯」と対で覚えると混同しない。したがって、腹臥位・膝90度屈曲位で下腿を牽引しながら回旋するアプライ牽引法が、膝関節側副靱帯損傷の検査法にあたる。
| 検査 | 肢位 | 操作 | 対象 |
|---|---|---|---|
| アプライ牽引テスト | 腹臥位・膝90度屈曲 | 下腿を牽引しながら回旋 | 側副靱帯・関節包 |
| アプライ圧迫テスト | 腹臥位・膝90度屈曲 | 下腿を圧迫しながら回旋 | 半月板 |
| マックマレーテスト | 背臥位・膝深屈曲位から伸展 | 回旋を加えながら伸展 | 半月板 |
| ラックマンテスト | 背臥位・膝20〜30度屈曲 | 脛骨を前方へ引く | 前十字靱帯 |
| 前方引き出しテスト | 背臥位・膝90度屈曲 | 脛骨を前方へ引き出す | 前十字靱帯 |
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