学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §6 総論 骨折 / QJ27P067
理由で解く 柔道整復師
骨挫傷は海綿骨内の微小骨折と骨髄の出血・浮腫であり、骨皮質の断裂を伴わない。骨髄の水分変化をとらえられるMRIだけが描出できる。
打撲や捻挫の際、骨梁(海綿骨)が微小骨折を起こして骨髄内に出血・浮腫を生じた状態を骨挫傷(bone bruise)という。皮質骨の連続性は保たれるので、骨の形と密度を写す単純エックス線やCTでは像に変化が出ず「異常なし」と読まれてしまう。MRIはT2強調脂肪抑制像やSTIRで骨髄の水分増加を高信号としてとらえるため、受傷直後から病変を示せる。膝前十字靱帯損傷に伴う大腿骨外側顆と脛骨後外側の骨挫傷、足関節捻挫後に痛みが長引く例などが典型。エックス線で異常がないのに限局した圧痛と荷重時痛が続くときは、骨挫傷や不顕性骨折を念頭に置き、安静・固定を続けたうえで医師へ画像診断を依頼する。
| 検査 | 得意 | 骨挫傷の描出 |
|---|---|---|
| 超音波 | 骨表面・骨膜・軟部組織、動態観察 | 不可(骨内部に届かない) |
| 単純エックス線 | 骨折線・転位・骨癒合 | 不可(初期は正常) |
| CT | 皮質・骨梁の形態、粉砕・関節面 | 不可 |
| MRI | 骨髄・軟骨・靱帯・半月板 | 可(高信号として描出) |
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