学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 外科学概論 ▸ §1 損傷 / QJ27P049
理由で解く 柔道整復師
汚染創をその場で縫い閉じると、閉じ込めた細菌が閉鎖腔で増えて感染する。洗浄とデブリドマンを行い、開放のまま経過をみるのが原則で、選択肢1が誤り。
創の縫合は「いつ閉じるか」で一次縫合・遅延一次縫合・二次縫合に分かれる。清潔で受傷から時間の経っていない創(目安として受傷後6〜8時間以内)は、洗浄したうえでそのまま縫い合わせる一次縫合でよい。これに対し、土砂や異物が入った創、受傷から時間が経った創、動物咬傷やヒトの咬傷などは、洗浄と壊死組織・異物の切除(デブリドマン)を十分に行ったうえで開放創とし、数日後に感染がないことを確かめてから閉じる(遅延一次縫合)か、肉芽が埋めるのを待つ(二次治癒)。「閉じるのは、閉じても安全だと確かめてから」と覚えると判断がぶれない。
| 縫合の時期 | 対象となる創 | 手順の考え方 |
|---|---|---|
| 一次縫合 | 清潔で受傷後間もない創(6〜8時間以内が目安) | 洗浄後ただちに閉じる |
| 遅延一次縫合 | 汚染創、受傷から時間の経った創、咬傷 | 洗浄・デブリドマン後に開放。数日後、感染がなければ閉じる |
| 二次縫合/二次治癒 | 感染創、組織欠損の大きい創 | 肉芽形成を待ち、必要に応じて後から閉じる・植皮する |
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