学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 外科学概論 ▸ §3 外科的感染症 / QJ27P046
理由で解く 柔道整復師
カンジダは真菌なので、抗真菌薬という組合せが正しい。破傷風とガス壊疽は薬が入れ替えられており、アスペルギルスに抗菌薬は効かない。
この型の問題は、病原体が細菌か真菌か、そして「菌そのもの」と「菌が出す毒素」のどちらが病態の主役かを押さえると一気に片づく。真菌には抗真菌薬、細菌には抗菌薬で、細菌用の抗菌薬は真菌にまったく効かない。破傷風は菌が局所にとどまったまま出す破傷風毒素(テタノスパスミン)が神経を侵す病気なので、すでに血中を回っている毒素を中和する抗毒素、すなわち抗破傷風ヒト免疫グロブリン(テタノブリン)が治療の柱になる。一方ガス壊疽は、クロストリジウム属などが筋層内で急速に増殖して組織を溶かすため、緊急のデブリドマンとペニシリン系抗菌薬、可能なら高気圧酸素療法を組み合わせる。
| 疾患 | 病原体・主役 | 治療の柱 |
|---|---|---|
| 破傷風 | 破傷風菌(毒素が主役) | 抗毒素(テタノブリン)、創の切開・洗浄、鎮痙・呼吸管理。抗菌薬は併用 |
| ガス壊疽 | クロストリジウム属などの細菌 | 緊急デブリドマン、ペニシリン系抗菌薬、高気圧酸素療法 |
| 皮膚カンジダ症 | カンジダ(真菌) | 抗真菌薬(イミダゾール系外用など)、患部の乾燥 |
| アスペルギルス症 | アスペルギルス(真菌) | 抗真菌薬(ボリコナゾールなど) |
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