学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §3 診察各論 視診 / QJ27P028
理由で解く 柔道整復師
重症筋無力症は両側の眼瞼下垂により「一見すると眠たそう」な顔貌になります。正答は2。
重症筋無力症は、神経筋接合部のアセチルコリン受容体などに対する自己抗体により、神経から筋への刺激伝達が妨げられる自己免疫疾患です。外眼筋と眼瞼挙筋が侵されやすく、眼瞼下垂と複視が初発症状になりやすいのが特徴。使うほど力が入らなくなる易疲労性と、朝は軽く夕方に悪化する日内変動を伴います。胸腺腫・胸腺過形成の合併が多く、抗コリンエステラーゼ薬への反応、反復刺激試験での漸減(waning)、アイスパック試験などで確認します。顔貌は診断の入口になるので、疾患ごとの典型像をセットで整理しておきましょう。
| 疾患・病態 | 特徴的な顔貌 |
|---|---|
| 重症筋無力症 | 両側眼瞼下垂で眠たそうな顔 |
| 末梢性顔面神経麻痺 | 閉眼できない(兎眼)、口角下垂、額のしわ消失 |
| ステロイド過剰・クッシング症候群 | 満月様顔貌(ムーンフェイス) |
| バセドウ病 | 眼球突出・眼裂開大(驚いたような顔) |
| パーキンソン病 | 仮面様顔貌(無表情、瞬き減少) |
| 全身性強皮症 | 仮面様顔貌、小口症、皮膚硬化 |
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