学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 衛生学・公衆衛生学 ▸ §2 公衆衛生 / QJ27A115
理由で解く 柔道整復師
平成28年の食中毒統計で発生件数(事件数)が突出して多かったのはノロウイルスとカンピロバクター。この2つで全事件数の6割前後を占める。よって2と4を選ぶ。
食中毒の統計は「事件数」と「患者数」で上位が入れ替わるため、設問がどちらを問うているかを必ず確認する。平成28年の総事件数は約1,100件で、ノロウイルスが約350件、カンピロバクターが約340件と拮抗し、この2つが群を抜いていた。一方、患者数ではノロウイルスが1万人を超えて圧倒的に多い。これは、ノロウイルスが給食や仕出しなど大規模事例になりやすく1事件あたりの患者数が大きいのに対し、カンピロバクターは鶏肉の生食・加熱不足による少人数の事例が多いという性格の違いによる。予防は、カンピロバクターなら鶏肉の中心部までの十分な加熱と生肉用まな板・トングの区別、ノロウイルスなら85〜90℃で90秒以上の加熱と、調理従事者の手洗い・体調確認の徹底が要になる。
| 順位 | 事件数(平成28年) | 患者数(平成28年) |
|---|---|---|
| 1位 | ノロウイルス 約350件 | ノロウイルス 約11,000人 |
| 2位 | カンピロバクター 約340件 | カンピロバクター 約3,300人 |
| 3位 | アニサキス 約120件 | ウェルシュ菌 約1,400人 |
※概数。1事件あたりの患者数はノロウイルスが大きく(集団給食型)、カンピロバクターは小規模事例が多い。
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