学習トップ理由で解く 柔道整復師運動学 ▸ §2 運動器の構造と機能 / QJ27A087

理由で解く 柔道整復師

QJ27A087 運動学

出典:第27回柔道整復師国家試験(2019)午前 問87
問題
脊椎とその数の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 頸椎
2 胸椎
3 腰椎
4 仙椎5
解答
正解4(仙椎5)
解説

成人の脊柱は頸椎7・胸椎12・腰椎5・仙椎5・尾椎3〜5の椎骨からなる。部位と数が一致するのは仙椎5であり、正解は 4。

脊柱は上から頸椎(C)7個、胸椎(T)12個、腰椎(L)5個、仙椎(S)5個、尾椎(Co)3〜5個の、合計32〜34個の椎骨で構成される。このうち仙椎5個は成人では癒合して1個の仙骨になり、尾椎も癒合して尾骨になるため、独立して動く椎骨は頸椎〜腰椎の24個である。数の覚え方は「7・12・5」で頸・胸・腰、続けて仙5・尾3〜5と押さえる。胸椎12が肋骨12対と一致すること、腰椎と仙椎がどちらも5であることを手がかりにすると定着しやすい。本問のように「部位+数」を組み合わせた選択肢は、7・12・5・5・3〜5という基準の数を先に頭に置き、示された数がその部位の数と合っているかを一つずつ照合すれば確実に切れる。なお生理的弯曲は、頸椎と腰椎が前弯、胸椎と仙椎が後弯である。

✓ 4. 正しい
仙椎5
仙椎は5個で、部位と数が一致する。成人では5個が癒合して1個の仙骨となり、前面には4対の前仙骨孔が並ぶ。癒合しているため仙椎間には可動性がなく、代わりに仙腸関節がわずかな動きを担う。
✗ 1. 誤り
頸椎
頸椎は7個。したがって成立する組合せは「頸椎7」だけで、7以外の数を当てた組合せは誤りとなる。第1頸椎は環椎、第2頸椎は軸椎で、椎体や棘突起の形が他の椎骨と大きく異なる。首の長いキリンでも頸椎は7個で、哺乳類にほぼ共通する数である。
✗ 2. 誤り
胸椎
胸椎は12個。したがって成立する組合せは「胸椎12」だけで、12以外の数を当てた組合せは誤りとなる。胸椎12個は肋骨12対と対応する。椎体の側面に肋骨窩、横突起に横突肋骨窩があり、肋骨と関節をつくるのが胸椎の特徴である。
✗ 3. 誤り
腰椎
腰椎は5個。したがって成立する組合せは「腰椎5」だけで、5以外の数を当てた組合せは誤りとなる。椎体が大きく、肋骨突起(横突起にあたる)と乳頭突起をもつ。仙椎も5個なので混同しやすく、「腰も仙も5」とまとめて覚えるとよい。
ポイント
  • 頸椎7・胸椎12・腰椎5・仙椎5・尾椎3〜5(総数32〜34個)
  • 仙椎は癒合して仙骨1個に、尾椎は癒合して尾骨になる
  • 可動する椎骨は24個(頸7+胸12+腰5)
  • 胸椎の数=肋骨の対数(12)。腰椎と仙椎はどちらも5
  • 生理的弯曲は 頸椎・腰椎が前弯、胸椎・仙椎が後弯
比較表
部位記号成人での状態弯曲
頸椎C7可動(環椎・軸椎は特殊形)前弯
胸椎T(Th)12可動(肋骨と関節)後弯
腰椎L5可動(椎体が最も大きい)前弯
仙椎S5癒合して仙骨1個後弯
尾椎Co3〜5癒合して尾骨
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