学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 運動学 ▸ §2 運動器の構造と機能 / QJ28A107
理由で解く 柔道整復師
張力を発揮しながら筋が引き伸ばされていくのが遠心性収縮です。正解は2。
筋収縮の様式は、筋が発揮する張力と外力(負荷)の大小関係で決まります。筋張力>外力なら筋は短くなって求心性収縮、筋張力=外力なら長さが変わらず等尺性収縮、筋張力<外力なら筋は張力を出したまま引き伸ばされて遠心性収縮になります。遠心性収縮は「力を抜いている」状態ではなく、動きにブレーキをかけながら伸ばされている状態である点が大切です。階段を下りるときの大腿四頭筋、荷物をゆっくり下ろすときの上腕二頭筋が典型例で、いずれも重力に負けながら、しかし急激に落ちないよう制動しています。同じ筋でも発揮できる最大張力は遠心性>等尺性>求心性の順に大きく、一方で筋線維に微細な損傷が生じやすいため遅発性筋痛の主因にもなります。トレーニングやリハビリでこの様式を使うときは、負荷や回数を段階的に上げていくのが安全です。
| 収縮様式 | 筋長の変化 | 筋張力と外力 | 典型例 |
|---|---|---|---|
| 求心性収縮 | 短くなる | 筋張力 > 外力 | 階段を上る大腿四頭筋 |
| 等尺性収縮(静止性収縮) | 変わらない | 筋張力 = 外力 | 荷物を持って静止する |
| 遠心性収縮 | 長くなる | 筋張力 < 外力 | 階段を下りる大腿四頭筋 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。