学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §12 神経 / QJ27A078
理由で解く 柔道整復師
大脳基底核は運動の開始・調節と筋緊張の制御を担う。障害では筋緊張異常や不随意運動が現れる。
大脳基底核は線条体(尾状核・被殻)、淡蒼球、視床下核、黒質からなり、大脳皮質の運動指令を促進・抑制の両方向から調整して、必要な運動だけを滑らかに出力させている。この系が障害されると、筋強剛(固縮)やジストニアなどの筋緊張異常、安静時振戦、無動・寡動、あるいは舞踏運動やバリズムといった不随意運動が生じる。代表がパーキンソン病で、黒質のドパミン神経細胞が変性することで筋強剛・安静時振戦・無動・姿勢反射障害の4徴を来す。同じ運動障害でも、小脳障害では運動の協調性が崩れ(企図振戦、測定障害、変換運動障害、失調性歩行)、錐体路障害では痙性麻痺と病的反射が出る。責任部位ごとに現れる症候を分けて覚えることが、この種の設問を確実に取る近道である。
| 障害部位 | 振戦 | 筋緊張 | 特徴的な所見 |
|---|---|---|---|
| 大脳基底核 | 安静時振戦 | 異常(亢進=固縮など) | 無動・寡動、舞踏運動、バリズム |
| 小脳 | 企図振戦 | 低下 | 測定障害、変換運動障害、失調性歩行 |
| 錐体路 | なし | 亢進(痙縮) | バビンスキー反射、深部腱反射亢進 |
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