学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §4 呼吸 / QJ27A064
理由で解く 柔道整復師
閉塞性換気障害は息を「吐き出しにくく」なる病態で、低下するのは1秒率である。残りの3つはむしろ増加するか、ほぼ保たれる。
閉塞性換気障害は気道の狭窄や虚脱によって呼気の流れが妨げられる状態で、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や気管支喘息が代表である。息を思い切り吐き出したときの最初の1秒間に出せる量(1秒量/FEV1.0)が減るため、1秒量÷努力肺活量で求める1秒率が70%未満に低下することが診断の目安となる。吐ききれない空気が肺に取り残される(エアトラッピング)ので残気量は増え、気道が狭いぶん気道抵抗も上昇する。一方、肺活量が減って%肺活量が80%未満になるのは間質性肺炎などの拘束性換気障害であり、「閉塞性=1秒率が下がる」「拘束性=%肺活量が下がる」と低下する指標を対にして覚えておくと確実に判別できる。
| 項目 | 閉塞性換気障害 | 拘束性換気障害 |
|---|---|---|
| 障害される相 | 呼気(吐きにくい) | 吸気(膨らみにくい) |
| 1秒率 | 低下(70%未満) | 正常〜上昇 |
| %肺活量 | おおむね正常 | 低下(80%未満) |
| 残気量 | 増加 | 減少 |
| 気道抵抗 | 増加 | 正常 |
| 代表疾患 | COPD、気管支喘息 | 間質性肺炎、肺線維症 |
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