学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §1 総論 / QJ27A061
理由で解く 柔道整復師
ペプチドホルモンは水溶性で分子が大きく、脂質二重層をそのまま通り抜けられない。分泌顆粒ごと細胞膜と融合して中身を外へ出す開口分泌(エキソサイトーシス)が答えである。
ペプチドホルモンは粗面小胞体で合成され、ゴルジ装置で加工されたのち分泌顆粒に詰めて貯蔵される。分泌刺激が届くと細胞内Ca2+濃度が上がり、顆粒膜が細胞膜と融合して内容物が一気に細胞外へ放出される。あらかじめ蓄えた分を出す仕組みなので反応が速いのが特徴である。対照的にステロイドホルモンは脂溶性のため貯蔵されず、合成されたそばから単純拡散で膜を通り抜けて出ていく。「水溶性ホルモン=開口分泌で分泌し、細胞膜受容体に結合」「脂溶性ホルモン=単純拡散で分泌し、細胞内受容体に結合」という対で覚えると、分泌形式も受容体の場所も一度に整理できる。
| 形式 | エネルギー | 運べるもの | 代表例 |
|---|---|---|---|
| 単純拡散 | 不要 | 脂溶性・ごく小さい分子 | O2、CO2、ステロイドホルモン |
| 促通拡散 | 不要 | 小分子(輸送体・チャネル経由) | GLUTによるグルコース輸送 |
| 共輸送(二次性能動輸送) | Na+勾配を利用 | イオン・単糖・アミノ酸 | SGLT1(小腸・腎尿細管) |
| 開口分泌 | 必要(Ca2+依存) | 大分子・顆粒内容物すべて | ペプチドホルモン、神経伝達物質 |
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