学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §41 リハビリテーション医学 / QJ27A021
理由で解く 柔道整復師
この設問は誤っている組合せを選ぶ問題である。手関節の良肢位は背屈(伸展)10〜20度であり、「屈曲30度」は方向が逆で良肢位ではない。
良肢位(機能肢位)とは、たとえ関節に拘縮が残ってしまっても日常生活動作の障害が最も少ない肢位のことをいう。手関節をわずかに背屈させると、腱の張力バランスによって指が屈曲しやすくなり握力が出せる。逆に掌屈位で固まると指を握り込む力が発揮できず、物をつかむ動作が著しく不自由になる。したがって手関節を固定するときは背屈位で固定するのが原則である。手関節の角度は柔整教科書系で背屈10〜20度、リハビリテーション系文献で20〜30度と幅があるが、いずれも向きは背屈で一致しており、手関節は「背屈」という向きが判断の軸になる。
| 関節 | 良肢位 | その角度にする理由 |
|---|---|---|
| 肩関節 | 外転10〜30度、軽度屈曲(水平屈曲10〜30度)、回旋中間位 | 手を体幹の前へ持ってきやすく、腋窩の衛生も保てる |
| 肘関節 | 屈曲90度 | 手を口・顔に運べる |
| 前腕 | 回内・回外中間位(やや回内位) | 食事・書字がしやすい |
| 手関節 | 背屈(伸展)10〜20度 | 指が屈曲しやすく握力が出る |
| 股関節 | 屈曲10〜30度、外転0〜10度、回旋中間位 | 立位と座位の両方に対応できる |
| 膝関節 | 屈曲10度前後 | 立位保持と歩行時の振り出しを両立 |
| 距腿関節 | 底屈・背屈0度(中間位) | 尖足を防ぎ踵接地ができる |
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