学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §36 解剖学 / QJ27A001

理由で解く 柔道整復師

QJ27A001 必修問題

出典:第27回柔道整復師国家試験(2019)午前 問1
問題
恥骨結合の連結様式はどれか。
選択肢
1 釘植
2 縫合
3 軟骨結合
4 靱帯結合
解答
正解3(軟骨結合)
解説

恥骨結合は左右の恥骨が線維軟骨性の恥骨間円板を介して連なる、軟骨性の連結です。正解は3。

骨の連結は大きく線維性連結・軟骨性連結・滑膜性連結(関節)の3つに分けられます。軟骨性連結は間に軟骨が挟まる連結で、硝子軟骨によるもの(骨端軟骨、肋軟骨と胸骨の連結)と、線維軟骨によるもの(恥骨結合、椎間円板)があり、まとめて「軟骨結合」と扱います。一方、線維性連結は間に線維性結合組織だけが入るもので、縫合・釘植・靱帯結合の3型です。恥骨結合はごくわずかな可動性をもち、妊娠末期にはホルモンの影響で緩んで骨盤腔を広げます。判別のコツは「間に軟骨が挟まっていれば軟骨結合、線維だけなら線維性連結」と考えることです。

✓ 3. 正しい
軟骨結合
恥骨結合は恥骨間円板という線維軟骨を挟む軟骨性の連結です。骨盤前方でわずかな動きを許しながら左右を強固に結びます。
✗ 1. 誤り
釘植
歯根が歯槽に釘のように植わり込む線維性連結で、歯と顎骨の間にしか存在しません。
✗ 2. 誤り
縫合
頭蓋の扁平骨どうしが薄い線維性結合組織でかみ合う線維性連結です。矢状縫合・冠状縫合・ラムダ縫合など頭蓋に限られます。
✗ 4. 誤り
靱帯結合
骨と骨の間を靱帯や骨間膜といった線維性結合組織が結ぶ線維性連結です。遠位脛腓靱帯結合や前腕骨間膜が代表例です。
ポイント
  • 骨の連結は「線維性・軟骨性・滑膜性(関節)」の3分類。まずこの枠に当てはめる。
  • 線維性連結=縫合(頭蓋)・釘植(歯と歯槽)・靱帯結合(遠位脛腓、前腕骨間膜)。
  • 軟骨性連結=硝子軟骨結合(骨端軟骨、肋軟骨)と線維軟骨結合(恥骨結合、椎間円板)。
  • 恥骨結合は恥骨間円板(線維軟骨)を挟み、妊娠末期には緩んで骨盤腔を広げる。
  • 迷ったら「間に軟骨があるか、線維だけか」で振り分ける。
比較表
連結様式間に入る組織代表例
縫合線維性結合組織頭蓋の矢状縫合・冠状縫合
釘植線維性結合組織(歯根膜)歯と歯槽
靱帯結合靱帯・骨間膜遠位脛腓靱帯結合、前腕骨間膜
軟骨結合(硝子軟骨)硝子軟骨骨端軟骨、第1肋軟骨と胸骨
軟骨結合(線維軟骨)線維軟骨恥骨結合、椎間円板
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