学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 外科学概論 ▸ §14 意識障害(救急法) / QJ26P049
理由で解く 柔道整復師
傾眠は意識障害のなかで最も軽い段階で、呼びかけなど軽い刺激で容易に目を覚ますが、刺激をやめると再び眠ってしまう状態をいう。
意識障害は「覚醒度(意識レベル)の障害」と「意識内容の障害」に分けて考える。覚醒度は軽い順に傾眠(somnolence)→昏迷(stupor)→半昏睡→昏睡(coma)となり、傾眠は軽い刺激で開眼、昏迷は強い刺激でようやく反応、昏睡はどんな刺激にも反応せず自発運動も失われる。一方、見当識障害(時・場所・人がわからない)やせん妄は意識内容の障害で、目を開けて動いていても意識障害である。臨床ではJCS(3-3-9度方式)やGCS(開眼・言語・運動の3項目)で数値化し、時間を追って比較する。頭部外傷後に受傷状況を思い出せない、話がかみ合わない、だんだん眠りがちになるといった変化があれば、頭蓋内病変の進行を疑って直ちに医療機関へつなぐ。
| 段階 | 反応の目安 | JCSでのおおよその対応 |
|---|---|---|
| 傾眠 | 呼びかけなど軽い刺激で容易に開眼するが、放置すると眠る | Ⅱ-10〜20 |
| 昏迷 | 強い刺激(大声・痛み)でようやく反応する | Ⅱ-30〜Ⅲ-100 |
| 半昏睡 | 痛み刺激にわずかに逃避するなどの反応のみ | Ⅲ-100〜200 |
| 昏睡 | いかなる刺激にも反応しない | Ⅲ-300 |
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