学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 衛生学・公衆衛生学 ▸ §2 公衆衛生 / QJ26A117
理由で解く 柔道整復師
事業所の作業環境測定は労働安全衛生法に基づき事業者が実施し、労働基準監督署が所管する。保健所の業務ではないため、これが設問の答えになる。
保健所は地域保健法に基づき都道府県・政令市・中核市・特別区が設置する、専門的で広域的な地域保健の拠点である。感染症対策(結核・HIV・性感染症の検査と相談、感染症発生時の疫学調査)、精神保健福祉相談、難病対策、母子保健のうち専門的な支援、食品衛生・環境衛生の監視指導、地域の保健統計などを担う。これに対し、働く人の健康と職場環境は労働安全衛生法という別の体系にあり、作業環境測定や労働者の健康診断は事業者の義務で、指導・監督は労働基準監督署が行う。制度の柱が「地域保健」なのか「労働衛生」なのかで担当が分かれる、と押さえるとよい。あわせて、母子健康手帳の交付や乳幼児健診など住民に身近で頻度の高いサービスは市町村保健センターが担当する、という役割分担も対で覚えておきたい。
| 保健所 | 市町村保健センター | 労働基準監督署 | |
|---|---|---|---|
| 根拠法 | 地域保健法 | 地域保健法 | 労働基準法・労働安全衛生法 |
| 性格 | 専門的・広域的 | 住民に身近・高頻度 | 労働条件と職場の安全衛生の監督 |
| 代表的な業務 | 感染症対策、精神保健、難病対策、食品・環境衛生監視 | 母子健康手帳交付、乳幼児健診、健康相談・健康教育 | 作業環境測定・健康診断の実施状況の監督、労災対応 |
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