学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 運動学 ▸ §4 頭・頸部、四肢と体幹の運動(筋の作用および神経支配を含む) / QJ26A090
理由で解く 柔道整復師
顎関節は関節円板をもつ楕円(顆状)関節で、頭蓋骨で唯一の可動関節です。蝶番運動も滑走運動も水平運動もすべて下顎頭で起こり、筋突起は関節をつくりません。誤っているのは4です。
顎関節は下顎骨の下顎頭と側頭骨の下顎窩・関節結節でつくられ、その間に関節円板が挟まって関節腔を上下2室に分けています。下関節腔(下顎頭と円板の間)では回転すなわち蝶番運動が起こって開口が始まり、上関節腔(円板と関節結節の間)では円板ごと前方へ動く滑走運動が起こって大きな開口が完成します。左右の下顎頭の動きの差からつくられるのが側方(水平)運動で、食物をすりつぶす咀嚼を担います。一方、下顎骨の筋突起は側頭筋が停止する骨の突起で、関節面をもちません。下顎骨の突起は「関節突起(下顎頭)=関節をつくる側」「筋突起=筋がつく側」と名前どおりに整理すると確実です。
| 運動・部位 | 起こる場所 | 役割 |
|---|---|---|
| 蝶番運動(回転) | 下関節腔(下顎頭と関節円板の間) | 開口の初期 |
| 滑走運動 | 上関節腔(関節円板と関節結節の間) | 大きな開口・下顎の前方移動 |
| 水平(側方)運動 | 左右の下顎頭 | 食物をすりつぶす咀嚼 |
| 筋突起 | 関節を構成しない | 側頭筋の停止部 |
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