学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §9 神経系 / QJ26A056
理由で解く 柔道整復師
上腕動脈に伴走して肘窩を通る神経は正中神経であり、前腕屈筋群の大部分を支配する。上肢の神経は「どの血管と一緒に走るか」で覚えると位置と支配が一致する。
上腕では、上腕動脈と正中神経・尺骨神経が内側二頭筋溝(上腕二頭筋の内側縁)を下行し、上腕深動脈と橈骨神経が上腕骨後面の橈骨神経溝を回って外側へ抜ける。つまり「内側=屈筋を支配する神経(正中・尺骨)」「後方から外側=伸筋を支配する神経(橈骨)」という大きな区分ができる。正中神経は肘窩を上腕動脈とともに通り、円回内筋の二頭の間を抜けて前腕屈筋群(尺側手根屈筋と深指屈筋尺側半を除く)を支配する。橈骨神経は上腕三頭筋と前腕伸筋群を支配し、腋窩神経は上腕骨外科頸を後ろから回って三角筋と小円筋を支配する。大円筋は肩甲下神経(下肩甲下神経)支配であり、腋窩神経ではない点が引っかけになりやすい。
| 神経 | 伴走する血管・部位 | 支配筋 |
|---|---|---|
| 橈骨神経 | 上腕深動脈/橈骨神経溝(上腕骨後面) | 上腕三頭筋、前腕伸筋群 |
| 正中神経 | 上腕動脈/内側二頭筋溝・肘窩 | 前腕屈筋群の大部分、母指球筋 |
| 尺骨神経 | 内側二頭筋溝→尺骨神経溝(肘後内側) | 尺側手根屈筋、深指屈筋尺側半、手内在筋 |
| 筋皮神経 | 烏口腕筋を貫き上腕二頭筋の深層 | 上腕屈筋群(上腕二頭筋・上腕筋・烏口腕筋) |
| 腋窩神経 | 後上腕回旋動脈/上腕骨外科頸 | 三角筋、小円筋 |
| 肩甲下神経 | 肩甲骨前面 | 肩甲下筋、大円筋 |
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