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理由で解く 柔道整復師

QJ26A045 解剖学

出典:第26回柔道整復師国家試験(2018)午前 問45
問題
腎臓の区域数はどれか。
選択肢
1 3
2 4
3 5
4 6
解答
正解3(5)
解説

腎臓は5つの区域(上区・上前区・下前区・下区・後区)に分けられる。

腎動脈は腎門の手前で前枝と後枝に分かれ、さらに5本の区域動脈になる。前枝から上区(尖区)動脈・上前区動脈・下前区動脈・下区動脈が、後枝から後区動脈が出る。これら区域動脈の間には吻合がなく(終動脈)、1本が閉塞するとその区域だけが梗塞に陥る。裏を返せば、区域単位での外科的な切除が可能ということでもある。前枝と後枝の支配域の境界は腎の表面では外側凸縁のやや後方(背側へ約1cm)を縦に走る線として現れ、これを血管の乏しい面すなわちブレーデル線(無血管線)と呼ぶ。腎切開はこの線を狙って出血を抑える。区域数は臓器ごとに数字が違うので、腎5・肝8・肺は右10と左8、と並べて覚えると取り違えを防げる。腎の内部構造は皮質と髄質(腎錐体)で、腎乳頭から小腎杯→大腎杯→腎盂→尿管へと尿が流れる。

✓ 3. 正しい
5
上区(尖区)・上前区・下前区・下区・後区の5区域。前枝由来が4区域、後枝由来が後区の1区域である。
✗ 1. 誤り
3
腎の区域数ではない。3は右肺の肺葉数などと混同しやすい数字である。
✗ 2. 誤り
4
腎の区域数ではない。4は副鼻腔の対の数や心臓の内腔の数と混同しやすい。
✗ 4. 誤り
6
腎の区域数ではない。腎錐体(8〜12個程度)や小腎杯(7〜14個程度)の数と混同しやすいので、区域数とは別に整理する。
ポイント
  • 腎区域は5つ:上区(尖区)・上前区・下前区・下区・後区。
  • 腎動脈は前枝(4区域)と後枝(後区)に分かれる。
  • 区域動脈どうしは吻合しない終動脈なので、閉塞で腎梗塞が起こる。
  • ブレーデル線(無血管線)は腎の外側凸縁のやや後方を縦走する、前枝と後枝の境界にあたる血管の乏しい面。腎切開の目標となる。
  • 区域数の数字は臓器ごとに整理:腎5・肝8・肺(右10/左8)。
比較表
臓器区域数補足
腎臓5上・上前・下前・下・後
肝臓8クイノー分類の亜区域
右肺103葉
左肺82葉。上葉に舌区を含む
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