学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ26A032
理由で解く 柔道整復師
中硬膜動脈は外頸動脈→顎動脈の枝で、蝶形骨大翼にある棘孔を通って中頭蓋窩に入る。
中頭蓋窩の底には、前内側から後外側へ「正円孔→卵円孔→棘孔」がほぼ一列に並ぶ。通過するものは順に上顎神経(V2)、下顎神経(V3)、中硬膜動脈で、この並び順ごと覚えると取りこぼさない。中硬膜動脈は硬膜と頭蓋骨内板を養い、前枝は側頭骨鱗部の内面を溝を作りながら上行する。側頭部を強打してこの部の骨折が起きると中硬膜動脈が破れ、急性硬膜外血腫となる。受傷直後は意識がはっきりしている時間帯(意識清明期)があり、その後に急速に悪化するのが特徴なので、頭部を打った競技者は経過を追い、頭痛の増強・嘔吐・意識レベルの低下があれば直ちに救急医療へつなぐ。
| 孔 | おもな通過物 | 行き先 |
|---|---|---|
| 正円孔 | 上顎神経(V2) | 翼口蓋窩 |
| 卵円孔 | 下顎神経(V3)、副硬膜動脈 | 側頭下窩 |
| 棘孔 | 中硬膜動脈、下顎神経硬膜枝 | 中頭蓋窩(硬膜へ) |
| 破裂孔 | 内頸動脈(上を通る)、大錐体神経 | 頭蓋内へ |
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