学習トップ理由で解く 柔道整復師必修問題 ▸ §42 一般臨床医学 / QJ26A014

理由で解く 柔道整復師

QJ26A014 必修問題

出典:第26回柔道整復師国家試験(2018)午前 問14
問題
体温が持続的に高く日内変動が1°C以内なのはどれか。
選択肢
1 稽留熱
2 弛張熱
3 間欠熱
4 波状熱
解答
正解1(稽留熱)
解説

高熱が持続し、1日の体温の変動が1℃以内にとどまる熱型を稽留熱という。

熱型は「日内変動の幅が1℃以上あるか」と「最低体温が平熱まで下がるか」の2点で仕分けると整理しやすい。稽留熱は日内変動が1℃以内で高熱が続くもので、大葉性肺炎、腸チフスの極期、髄膜炎などでみられる。弛張熱は日内変動が1℃以上あるが最低体温も平熱までは下がらないもので、敗血症や化膿性疾患に多い。間欠熱は日内変動が1℃以上で、平熱に戻る時期があるもの。波状熱は有熱期と無熱期を数日から数週の周期で繰り返すものである。体温を1日数回、同じ条件で測って経時的にたどると、熱型が鑑別の手がかりになる。

✓ 1. 正しい
稽留熱
日内変動が1℃以内で高熱が持続する熱型。大葉性肺炎、腸チフス極期、髄膜炎などでみられる。
✗ 2. 誤り
弛張熱
日内変動は1℃以上あるが、下がっても平熱までは戻らない。敗血症や化膿性疾患、ウイルス感染などでみられる。
✗ 3. 誤り
間欠熱
日内変動が1℃以上で、平熱まで下がる時期がある。マラリアが代表的。
✗ 4. 誤り
波状熱
有熱期と無熱期を数日〜数週の周期で繰り返す。ブルセラ症やホジキンリンパ腫(Pel-Ebstein熱)で知られる。
ポイント
  • 稽留熱=日内変動1℃以内で高熱が持続。大葉性肺炎・腸チフス極期・髄膜炎
  • 弛張熱=日内変動1℃以上だが平熱までは下がらない。敗血症・化膿性疾患
  • 間欠熱=日内変動1℃以上で平熱に戻る時期がある。マラリア
  • 波状熱=有熱期と無熱期を周期的に反復。ブルセラ症・ホジキンリンパ腫
  • 鑑別の軸は「日内変動が1℃以上か」「平熱まで下がるか」の2点。同じ条件で継続的に測定する
比較表
熱型日内変動平熱まで下がるか代表疾患
稽留熱1℃以内下がらない(高熱持続)大葉性肺炎、腸チフス極期、髄膜炎
弛張熱1℃以上下がらない敗血症、化膿性疾患
間欠熱1℃以上下がる時期があるマラリア
波状熱有熱期と無熱期を周期的に反復無熱期があるブルセラ症、ホジキンリンパ腫
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