学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 柔道整復理論 ▸ §16 各論(骨折) 上肢 / QJ25P077
理由で解く 柔道整復師
肩甲骨骨折の大部分は直達外力によりますが、関節窩骨折は上腕骨頭が関節窩へ突き上げられる介達外力で発生します。
肩甲骨は厚い筋層に覆われて胸郭上を滑るように動くため、体部・肩甲棘・肩峰・下角といった部位は、直接的な打撲や轢過など強い直達外力を受けたときに折れます。これに対して関節窩は上腕骨頭と直接接しており、肩から転倒したり肘・手をついたりすると、骨頭が関節窩に押し込まれる形で骨折します。これが介達外力による骨折で、肩関節脱臼に合併することも少なくありません。烏口突起も、付着する筋や烏口鎖骨靱帯の牽引によって介達的に折れることがあります。
| 部位 | 主な発生機序 | 特徴 |
|---|---|---|
| 関節窩 | 介達外力(骨頭の突き上げ) | 関節内骨折。肩関節脱臼に合併しやすい |
| 烏口突起 | 介達外力(筋・靱帯の牽引)/直達 | 肩鎖関節損傷に伴うことがある |
| 体部・肩甲棘 | 直達外力 | 厚い筋に覆われ転位は少ない |
| 肩峰 | 直達外力(上方からの打撲) | 肩鎖関節脱臼・腱板損傷との鑑別が要る |
| 下角 | 直達外力 | 単独骨折はまれ |
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