学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §6 診察各論 触診 / QJ25P030
理由で解く 柔道整復師
正常な腹部は視診で平坦、触診で軟らかく抵抗がないため「平坦軟」と記載する。正答は3。
腹部所見は視診(平坦・膨隆・陥凹)と触診(軟・硬・圧痛)を組み合わせて記載する。正常では腹壁に緊張がなく、深部までスムーズに指が沈み、圧痛も抵抗もない。これに対して腹膜に炎症が及ぶと、腹壁筋が反射性に収縮して腹膜を守ろうとするため筋性防御が生じ、炎症が腹腔全体に広がった汎発性腹膜炎では腹壁が板のように硬くなる板状硬となる。反跳痛は圧迫をゆっくり加えてから急に手を離したときに強い痛みが走る所見で、これも壁側腹膜の炎症を示す。これら腹膜刺激症状が揃う場合は急性腹症として緊急性が高く、施術は行わずただちに救急受診につなぐ判断が求められる。触診は痛みの部位から離れたところから始め、患者に膝を軽く立ててもらって腹壁の力を抜くと、正確に評価できる。
| 所見 | 内容 | 意味 |
|---|---|---|
| 平坦軟 | 平坦で軟らかく圧痛・抵抗なし | 正常 |
| 反跳痛 | 圧迫を急に解除すると強い痛み | 壁側腹膜の炎症 |
| 筋性防御 | 触診に対する反射性の腹壁筋収縮 | 腹膜炎 |
| 板状硬 | 腹壁全体が板状に硬い | 汎発性腹膜炎(緊急) |
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