学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §3 診察各論 視診 / QJ25P023
理由で解く 柔道整復師
パーキンソン病では姿勢反射障害と前傾姿勢のため、歩き出すと止まれずに小走りになる突進性歩行がみられる。正答は3。
異常歩行は「どこが壊れると、どう歩き方が崩れるか」で整理すると覚えやすい。錐体外路(黒質-線条体のドパミン低下)では筋固縮と姿勢反射障害が起こり、前傾・小刻み・すくみ足に加えて重心が前へ流れたまま止まれない突進現象が生じる。小脳や後索が障害されるとバランスが取れずに足を大きく開いて不安定に歩く失調性歩行になる。近位筋(殿筋群)が弱ると骨盤が支えられず、体幹を左右に振る動揺性歩行(アヒル歩行)になる。錐体路障害では下肢が伸展位で突っ張り、爪先を引きずって外側に円を描く分回し(痙性片麻痺)歩行となる。血管性の間欠性跛行は神経の問題ではなく、歩行で下肢の需要血流が不足して痛みが出るため、休むと回復する点が特徴である。
| 歩行の型 | 特徴 | 代表疾患・障害部位 |
|---|---|---|
| 突進性・小刻み歩行 | 前傾姿勢で加速し止まれない、すくみ足 | パーキンソン病(錐体外路) |
| 分回し(痙性片麻痺)歩行 | 患側下肢を伸展・尖足位で外側に円を描く | 脳梗塞・脳出血(錐体路) |
| 動揺性(アヒル)歩行 | 骨盤が下がり体幹を左右に振る | 筋ジストロフィー、進行性筋疾患(近位筋) |
| 失調性歩行 | 開脚・不安定、酩酊様 | 小脳障害、脊髄後索障害 |
| 間欠性跛行 | 一定距離で下肢痛、休息で回復 | 閉塞性動脈硬化症、腰部脊柱管狭窄症 |
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