学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 運動学 ▸ §4 頭・頸部、四肢と体幹の運動(筋の作用および神経支配を含む) / QJ25A090
理由で解く 柔道整復師
胸郭下部が広がると横隔膜は引き伸ばされ、その分だけ発生できる収縮力が大きくなります。正答は4です。
吸気で胸郭が広がるとき、拡大する方向ごとに担い手が違うのがこの問題の骨格です。上位肋骨は胸骨とともに前上方へ持ち上がる「ポンプの柄」のような動きをして、胸郭の前後径を広げます。下位肋骨は外側へ振り上がる「バケツの柄」のような動きをして、左右径を広げます。そして上下径(垂直径)の拡大は、もっぱら横隔膜が収縮してドームが下降することによります。さらに、外肋間筋などによって胸郭下部が押し広げられると、そこに付着する横隔膜が引き伸ばされます。筋は適度に伸張された状態のほうが大きな張力を出せる(長さ-張力関係)ため、横隔膜の収縮力は増大します。これが4を正しいとする根拠です。
| 拡大する方向 | 主な担い手 | 動きの呼び名 |
|---|---|---|
| 前後径 | 上位肋骨(+胸骨) | ポンプの柄様運動 |
| 左右径(横径) | 下位肋骨 | バケツの柄様運動 |
| 上下径(垂直径) | 横隔膜 | ドームの下降 |
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