学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §11 骨の生理 / QJ25A077
理由で解く 柔道整復師
副甲状腺ホルモン(PTH)は血中カルシウムを上げるホルモンである。腎でビタミンDを活性型に変換させ、腸管からのカルシウム吸収を高めるのがその作用の一つである。
副甲状腺の主細胞はカルシウム感知受容体で血中Ca²⁺の低下を感知し、PTHを分泌する。PTHの作用は3方向にまとめられる。骨では(骨芽細胞を介して)破骨細胞を活性化し、骨からカルシウムを溶かし出す。腎では遠位尿細管でのカルシウム再吸収を高める一方、近位尿細管でのリン酸再吸収は抑えて尿へ捨てる(リン利尿)。さらに腎近位尿細管の1α-水酸化酵素を活性化して25-ヒドロキシビタミンDを活性型の1,25-ジヒドロキシビタミンD(カルシトリオール)へ変え、これが腸管でのカルシウム吸収を高める。結果として血清カルシウムは上がり、血清リンは下がる。反対に血中カルシウムを下げるのは甲状腺傍濾胞細胞(C細胞)が出すカルシトニンである。
| PTH | カルシトニン | 活性型ビタミンD | |
|---|---|---|---|
| 出るところ | 副甲状腺(主細胞) | 甲状腺傍濾胞細胞 | 腎で活性化される |
| 骨 | 吸収を促進 | 吸収を抑制 | 吸収を促進 |
| 腸管でのCa吸収 | 間接的に促進 | 影響は小さい | 促進 |
| 腎でのリン酸再吸収 | 抑制 | 抑制 | 促進 |
| 血清カルシウム | 上げる | 下げる | 上げる |
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