学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §4 呼吸 / QJ25A065
理由で解く 柔道整復師
1秒率は、最大に吸ってから一気に吐き出させたときの全量(努力肺活量)に対して、最初の1秒間で吐けた量(1秒量)が何%かを表す指標です。式は3が該当します。
1秒率=1秒量(FEV1.0)÷努力肺活量(FVC)×100で、基準は70%以上とされます。70%未満になるのは、気道が狭くて息を「吐き出しにくい」状態、すなわち閉塞性換気障害(気管支喘息、COPDなど)です。もう一つの代表的指標である%肺活量は、実測肺活量÷予測肺活量×100で、80%未満なら肺が「膨らみにくい」拘束性換気障害(肺線維症、胸郭変形、重症筋無力症などによる呼吸筋力低下)を示します。両方が基準を外れれば混合性です。この2つは分母がまったく違うので、「吐きにくさは努力肺活量が分母」「膨らみにくさは予測値が分母」と対で覚えると取り違えを防げます。
| 項目 | 1秒率(FEV1.0%) | %肺活量(%VC) |
|---|---|---|
| 式 | 1秒量÷努力肺活量×100 | 実測肺活量÷予測肺活量×100 |
| 基準 | 70%以上 | 80%以上 |
| 低下が示す障害 | 閉塞性換気障害 | 拘束性換気障害 |
| 障害の性質 | 息を吐き出しにくい(気道が狭い) | 肺が膨らみにくい(コンプライアンス低下、呼吸筋力低下) |
| 代表疾患 | 気管支喘息、COPD(肺気腫・慢性気管支炎) | 肺線維症、胸郭変形、神経筋疾患 |
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