学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §3 脈管系(循環器系) / QJ25A040
理由で解く 柔道整復師
レンズ核線条体動脈は中大脳動脈から出る穿通枝である。
中大脳動脈は内頸動脈の直接の続きとして外側へ走り(水平部=M1)、シルビウス裂に入る。この水平部から上方へほぼ直角に多数の細い枝が分かれ、レンズ核(被殻・淡蒼球)、内包、尾状核へ入る。これがレンズ核線条体動脈(外側線条体動脈)である。太い動脈から直角に分岐して細くなるため、拍動圧がそのままかかりやすく、高血圧が続くと微小動脈瘤(シャルコー・ブシャール動脈瘤)を形成して破綻しやすい。高血圧性脳出血が被殻に最も多いのはこの構造上の理由による。しかも枝は終動脈で側副路に乏しく、詰まれば内包が障害されて対側の片麻痺が生じる。「レンズ核線条体動脈=中大脳動脈の穿通枝=被殻出血の血管」と3点セットで結び付けておく。
| 動脈 | 主な灌流域 | 代表的な穿通枝 |
|---|---|---|
| 前大脳動脈 | 大脳半球内側面 | Heubner反回動脈 |
| 中大脳動脈 | 大脳半球外側面 | レンズ核線条体動脈 |
| 後大脳動脈 | 後頭葉・側頭葉下面 | 視床穿通動脈・視床膝状体動脈 |
| 前交通動脈 | (連絡枝) | —(動脈瘤好発部位) |
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