学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ25A035
理由で解く 柔道整復師
腋窩神経が運動支配するのは三角筋と小円筋である。
腋窩神経は腕神経叢の後神経束(C5・C6)から出て、上腕骨外科頸の後面を回り込み、外側腋窩隙を通って三角筋と小円筋に枝を出す。さらに皮枝である上外側上腕皮神経となって肩外側の皮膚感覚を担当する。骨に密着して走るため、上腕骨外科頸骨折や肩関節前方脱臼で牽引・圧迫を受けやすく、損傷すると三角筋麻痺による肩関節外転困難と、肩外側(いわゆるバッジ領域)の感覚鈍麻が現れる。柔道整復の現場では、肩関節脱臼を扱う際に整復の前後で必ず肩外側の感覚と外転を確認する、という手順に直結する知識である。
| 筋 | 支配神経 | 主な作用 |
|---|---|---|
| 三角筋 | 腋窩神経 | 肩関節外転 |
| 小円筋 | 腋窩神経 | 上腕の外旋 |
| 大円筋 | 肩甲下神経 | 上腕の内転・内旋・伸展 |
| 棘上筋・棘下筋 | 肩甲上神経 | 外転の開始/外旋 |
| 烏口腕筋 | 筋皮神経 | 上腕の屈曲・内転 |
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