学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 一般臨床医学 ▸ §7 診察各論 生命徴候 / QJ24P029
理由で解く 柔道整復師
正しい組合せは「起坐呼吸 ― うっ血性心不全」。臥位で肺うっ血が強まるため、上体を起こすと呼吸が楽になる。
臥位になると下肢や腹部にたまっていた血液が胸腔内へ戻り、静脈還流が増えて肺毛細血管圧が上がる。左心不全ではこれが肺うっ血・肺水腫を悪化させるため、患者は自然に上体を起こして還流を減らし、同時に横隔膜を下げて換気を確保する。これが起坐呼吸で、夜間に突然目覚める発作性夜間呼吸困難も同じ機序である。異常呼吸のパターンは「どこが壊れているか」で整理すると覚えやすい。呼吸中枢の反応遅れ=チェーン・ストークス呼吸、代謝性アシドーシスの代償=クスマウル呼吸、延髄付近の障害=ビオー呼吸である。なお各選択肢の「一ー」「-」「ー」はいずれも組合せを示す区切り記号で、原資料の表記どおり掲げている。
| 異常呼吸 | パターン | 代表疾患 |
|---|---|---|
| 起坐呼吸 | 坐位で軽減する呼吸困難 | うっ血性心不全、気管支喘息発作 |
| チェーン・ストークス呼吸 | 漸増漸減+無呼吸を周期的に反復 | 重症心不全、脳血管障害、尿毒症 |
| クスマウル呼吸 | 深く大きい規則的な呼吸 | 糖尿病性ケトアシドーシス、尿毒症 |
| ビオー呼吸 | 不規則な呼吸と無呼吸が突然交代 | 髄膜炎、頭蓋内圧亢進 |
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