学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §13 筋肉の機能 / QJ24A080
理由で解く 柔道整復師
筋細胞膜(筋鞘)に生じた活動電位を筋線維の深部まで運ぶのは、膜が内部へ落ち込んでできた横行小管(T管)です。
骨格筋では、神経筋接合部で生じた興奮が筋鞘を伝わります。筋線維は太いため、表面の興奮を中心部の筋原線維まで確実に届ける仕組みが必要です。その役目を果たすのが横行小管で、筋鞘が筋線維の内部へ管状に陥入した構造をしています。ここを活動電位が伝わると、T管膜にある電位センサーが構造変化を起こし、隣接する筋小胞体終末槽の放出チャネルを開かせてカルシウムイオンが細胞質へ放出されます。カルシウムがトロポニンに結合するとトロポミオシンがずれてアクチンの結合部位が現れ、ミオシン頭部が結合して滑り込みが起こります。この一連の流れが興奮収縮連関です。横行小管とその両側の終末槽が並ぶ構造を三つ組(トライアド)と呼び、電気信号を化学信号に変える現場になっています。順序を追って覚えると、どの構造が何を担うかを取り違えません。
| 構造 | 役割 | 興奮収縮連関での位置 |
|---|---|---|
| 筋細胞膜(筋鞘) | 活動電位の発生と伝導 | 1番目 |
| 横行小管(T管) | 興奮を筋線維の深部へ伝える | 2番目 |
| 終末槽(筋小胞体) | カルシウムイオンの貯蔵と放出 | 3番目 |
| トロポニン・トロポミオシン | カルシウムを受けて結合部位を露出 | 4番目 |
| アクチン・ミオシン | 滑り込みによる収縮の実行 | 5番目 |
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