学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §7 生殖器系 / QJ24A051
理由で解く 柔道整復師
射精に「先立って」出る透明でアルカリ性の粘液を分泌するのは尿道球腺(Cowper腺)である。尿道に残った酸性の尿を中和し、精子が通る道をあらかじめ整える役割をもつ。
男性の付属生殖腺は精嚢・前立腺・尿道球腺の3つ。このうち尿道球腺は尿生殖隔膜(深会陰横筋の層)の中にある小豆大の腺で、導管は尿道海綿体部に開く。性的興奮の段階で少量の粘液を分泌し、尿道内に残る酸性の尿を洗い流して中和するとともに潤滑をあたえる。精嚢と前立腺の分泌液は射精の瞬間に精子と合流して精液となるため、この設問は「アルカリ性かどうか」ではなく「射精に先立つかどうか」という時間差で答えが決まる。
| 腺 | 位置 | 分泌液の性状 | 分泌のタイミング | 対応する器官 |
|---|---|---|---|---|
| 尿道球腺 | 尿生殖隔膜内、導管は尿道海綿体部へ開口 | 透明・粘性・アルカリ性 | 射精に先立つ | 大前庭腺(女性) |
| 精嚢 | 膀胱底の後方、導管は精管と合し射精管へ | アルカリ性・果糖に富む | 射精時(精液量の約70%) | — |
| 前立腺 | 膀胱の下、尿道前立腺部を囲む | 乳白色・弱酸性(pH6前後) | 射精時(精液量の約20〜30%) | — |
| 大前庭腺 | 腟前庭の後外側 | 粘液性 | 性的興奮時(女性) | 尿道球腺(男性) |
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