学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §2 運動器系 / QJ24A035
理由で解く 柔道整復師

矢印が示すのは坐骨棘である。寛骨の後縁で、大坐骨切痕と小坐骨切痕のちょうど境目から後内側へ尖って突き出す棘状突起がこれにあたる。
寛骨の後縁は、上から順に上後腸骨棘 → 下後腸骨棘 → 大坐骨切痕 → 坐骨棘 → 小坐骨切痕 → 坐骨結節という並びになっている。つまり「大きくえぐれた切れ込み(大坐骨切痕)のすぐ下で内側へ尖っている突起」を探せば、それが坐骨棘である。坐骨棘には仙棘靱帯が付着し、この靱帯が坐骨大孔と坐骨小孔を分ける境界になる。また上双子筋・尾骨筋の付着部でもある。骨盤を内側から見ると左右の坐骨棘が最も内方へ張り出すため、坐骨棘間径は骨盤腔の最狭部を表す産科的指標として用いられ、陰部神経ブロックの際の触知目標にもなる。
| 構造 | 属する骨 | 位置 | 目印・付着 |
|---|---|---|---|
| 坐骨棘 | 寛骨(坐骨) | 後縁、大坐骨切痕と小坐骨切痕の間 | 仙棘靱帯・上双子筋・尾骨筋/坐骨棘間径 |
| 岬角 | 仙骨 | 仙骨底前縁の正中、第5腰椎との境 | 骨盤上口の後方正中/真結合線の基準 |
| 恥骨結節 | 寛骨(恥骨) | 恥骨上枝の前上面、恥骨結合の外側 | 鼠径靱帯の内側付着部 |
| 下後腸骨棘 | 寛骨(腸骨) | 上後腸骨棘の下方、大坐骨切痕の上縁 | 後縁の上部にあり坐骨棘より上位 |
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