学習トップ教科書ドリル 生理学第15章 ▸ B. 恒常性維持 / Q15B006

教科書ドリル 生理学

Q15B006 身体活動協調

問題

体液pHの調節機構について誤っているのはどれか。

選択肢
1緩衝作用として重炭酸塩・リン酸塩・血漿タンパク・ヘモグロビンが働く。
2呼吸による調節ではCO₂排出を介して秒〜分単位でpHを調節する。
3腎臓はH⁺を尿中に排泄し、HCO₃⁻を再吸収してpHを調節する。
4下痢でアルカリ性腸液が失われると代謝性アルカローシスになる。
解答
正解4
解説

下痢ではアルカリ性腸液(HCO₃⁻を含む膵液・胆汁・腸液)が大量に喪失するため、体液中のHCO₃⁻が減少して代謝性アシドーシス(選択肢4は「アルカローシス」が誤り)となる。一方、嘔吐では胃液中のH⁺(塩酸)が大量に失われるため代謝性アルカローシスとなる。pH調節は(1)緩衝作用(秒単位・重炭酸塩系が主、他にリン酸塩・血漿タンパク・ヘモグロビン)、(2)呼吸による調節(分単位・CO₂排出)、(3)腎臓による調節(時〜日単位・H⁺排泄とHCO₃⁻再吸収)の3段階で時間スケールが異なる。代謝性アシドーシスの代表原因は腎不全・糖尿病ケトアシドーシス・下痢、代謝性アルカローシスの代表原因は嘔吐・利尿薬過剰。

解説画像
体液pHの調節機構について誤っているのはどれか。 解説図
体液pHの調節機構について誤っているのはどれか。
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