学習トップ教科書ドリル 生理学第14章 ▸ B. 免疫反応 / Q14B009

教科書ドリル 生理学

Q14B009 生体防御

問題

Coombs & Gell分類によるアレルギー4型と、その中心的機序の組み合わせとして誤っているのはどれか。

選択肢
1I型(即時型) ― IgEと肥満細胞(マスト細胞)によるヒスタミン放出
2II型(細胞傷害型) ― IgG/IgMと補体による標的細胞の傷害
3III型(免疫複合体型) ― 抗原抗体複合体の組織沈着による補体活性化と炎症
4IV型(遅延型) ― IgA抗体を介した粘膜免疫反応
解答
正解4
解説

選択肢4が誤り。IV型アレルギー(遅延型過敏症)はT細胞(主にTh1・キラーT細胞)が中心となる細胞性免疫型のアレルギーで、IgAは関与しない。抗原感作後、再曝露から反応出現までに24〜72時間を要するため「遅延型」と呼ばれ、ツベルクリン反応や接触性皮膚炎(ウルシ・金属など)が代表例である。アレルギー4型分類は以下のとおり:
- I型(即時型):IgEが肥満細胞のFcε受容体に結合し、アレルゲン架橋でヒスタミンなどを放出。花粉症・アナフィラキシーショック・気管支喘息。
- II型(細胞傷害型):IgG/IgMが標的細胞表面の抗原に結合し補体活性化やADCCで破壊。自己免疫性溶血性貧血・Rh不適合・Goodpasture症候群。
- III型(免疫複合体型):可溶性抗原抗体複合体が組織に沈着し補体活性化と好中球浸潤で炎症。SLE・血清病・糸球体腎炎。
- IV型(遅延型):T細胞性。ツベルクリン反応・接触性皮膚炎・移植拒絶の一部。
「I〜III型=液性免疫型/IV型=細胞性免疫型」と大きく区別できる。

解説画像
Coombs & Gell分類によるアレルギー4型と、その中心的機序の組み合わせとして誤っているのはどれか。 解説図
Coombs & Gell分類によるアレルギー4型と、その中心的機序の組み合わせとして誤っているのはどれか。
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