学習トップ / 教科書ドリル 生理学 / 第14章 ▸ B. 免疫反応 / Q14B006
教科書ドリル 生理学
炎症の5大徴候(発赤・熱感・腫脹・疼痛・機能障害)のうち、微生物侵入後に肥満細胞から放出されるヒスタミンなどの作用で、毛細血管壁の透過性が亢進して血漿タンパクが組織液中へ拡散し、組織に水がたまって生じる徴候はどれか。
教科書L4319によれば、組織中の肥満細胞から放出されたヒスタミンなどの化学物質は、局所の毛細血管を拡張させ(発赤と熱感を生じる)、さらに毛細血管壁の透過性を亢進させる。通常は毛細血管壁をほとんど通過できない血漿タンパクが組織液中へ拡散することで、膠質浸透圧に引かれて組織に水がたまり浮腫(腫脹)が生じる。すなわち「発赤・熱感=血管拡張+血流増加」「腫脹(浮腫)=血管透過性亢進」と機序を区別して整理する。疼痛はブラジキニン・プロスタグランジンなどの化学物質による侵害受容器刺激、機能障害は疼痛・腫脹による可動域制限などから生じる。ヒスタミンは血管拡張・血管透過性亢進・気管支平滑筋収縮の3作用を持ち、炎症およびI型アレルギー反応の中核メディエーターである。

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